看護師父さんの仕事と生活の記録

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zoom RSS 遊ぶヴィゴツキー ロイス ホルツマン (著) 茂呂 雄二 (翻訳) その3

<<   作成日時 : 2016/02/12 22:53   >>

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この本の感想、その3。

その1は、

遊ぶヴィゴツキー ロイス ホルツマン (著) 茂呂 雄二 (翻訳) その1 看護師父さんの仕事と生活の記録/ウェブリブログ

その2は、

遊ぶヴィゴツキー ロイス ホルツマン (著) 茂呂 雄二 (翻訳) その2 看護師父さんの仕事と生活の記録/ウェブリブログ



ビジネス界のトレンドは、より柔軟な、労働者の自主性であり、協働と創造性である。教育界のトレンドは、正反対だ。p138

今考えているのは、仕事場はzpdの創造環境となりうるということだ。その理由は、端的に、個々の働く人ではなく組織(グループ)に焦点があるからである。個々の働く人がどれほど学習し発達するかは、働く人(個々人)ではなく、どれほど組織(全体)が変化できるかにかかっている。学習する組織論、即興する組織論、そして遊び心に満ちた組織論の出現は、心理学と教育学の個人主義的バイアスはとんでもなく間違ったものであり、制度化された教育の失敗の最大要因であり、これら教育制度は組織論や組織研究から学ぶべきだという私の信念を支持している。p139

つまり、
教育においては、
働くことのように自主性や創造性が大切にされていないということだな。

働くときには、
工夫をして新しいものを作り出したり、
他の人と協力して自分ひとりではできないことを行ったりする。

学ぶときにもそのようにしたらよいのだけど、
一般的に学ぶことは、本を読んだり授業を受けたり、
より個人的な体験となる。

なるべくそうならないように、
みんなで協力して学べばよいのだろうと思うけど、
そういう環境というのはあまりないなと思う。



会話について。

日常的談話は、赤ちゃんとの会話や即興とは似ても似つかない。日常の会話では、人びとは否定ばかりで、完成するというよりも競争しあっている。p142

高いスキルをもつ即興家は、どんな言いよどみ、難しい顔つき、沈黙にさえもオファーを聞き、見てとるので、シーンを困難なく継続させることができる。反対に、素人が即興する場合、たとえオファーを見たり聞いたりできたとしても、大きな動作のあからさまなオファーしか見えない(たとえば、四つん這いになるなど)。p143

集団でのたわいのない話を受け止めて作り上げることもそれなりに難しいが、日常生活でそうするのは、まったく別物になる。参加者たちは会話に、自分たちが積極的につくり上げる即興シーンとして臨まないかぎり、事前に「台本化された」やり方で聞き、応答してしまうことを理解する。この台本化は、現下の会話アーキテクチャーを持続させるが、管理側と現場スタッフのあいだ、あるいは同僚同士のよりよい関係の構築には役立たないことが多い。p145

次のような多数のことが、会話を行き詰らせるとして報告された。何が起こっているかわかっているつもりのとき/受け身の応答をするとき/誰かが非難するとき/同じシーンを堂々巡りするとき/何度も何度も過去に戻ってしまうとき/他の人の行為やことばをオープンに受け止められず、解釈しようとするとき/あら探しをするとき。p146

自分が何をしゃべったかについて、少しだけ意識的になってみると、
確かに、相手の否定ばかりしているような気もする。

自分の正しさを主張しようとしていたり、
相手の間違いを指摘していたり。

同意というか、相手に同調するような話し方はあまりしていない。

相手と同じような意見だったら、
あまり話す意味がないように思っているのかもしれない。

それはつまり、
相手との違いや、自分が相手より優れているということを、
アピールしようとしているのかなと思う。

例えば今日、
私が自分の子どもに対して何をしゃべったのかな?
と振り返ってみると、
宿題をやれとか、もうテレビを見るのをやめろとか、早く風呂にはいれとか、
その時の子どもの行動を否定するような、
命令ばっかりだったなと思う。

そうやって、
親としての威厳が保たれている感じを味わっているのかな?

子どもの、「言いよどみ、難しい顔つき、沈黙に」オファーを聞いて、
それに即興的な受け答えをしたりはしなかった。

子どもにとって、私の言うことはきっと、
もう耳にタコができるほど、過去に聞いたことがあることばかりだろう。

一方子どもの言ってくることは、
「なんでお父さんは大きいの?」
とか、
「なんでお父さんとお母さんは結婚したの?」
とか、
大人との会話ではあまり聞かれることのない、
すぐには答えにくいことだったりする。

そういう質問をいくつも浴びせられると、
「もう!なんで、なんでって、なんでも聞かないで!」
って、
答えたくなってくる。

とてもつまらない親だな。

子どもを、もっとよく見て、よく感じて、
子どもとの即興劇を、作りあげないといけないなと思う。



組織は、人びとを役割に縛り付け、創造性と生産性を消し去り、それゆえ組織にいることを嫌悪させがちだ。p152

職場は成長の場にもなると同時に、
組織の一員として個人を固定しようともする。

学校が嫌いな子どもというのは、
学校や、生徒という役割に、縛り付けらえる感じが嫌なのだろうと思う。

家族のなかで居心地の悪さを感じるのは、
押し付けられたアイデンティティや、こうしなさいという縛りだろう。

いろんな組織においてもっと自由にいられるように、
少なくとも、自分で自分は縛らないようにする必要がある。

いろんな組織からの縛りに対しては、
嫌悪したり反発したりするのではなく、
アイデアと努力で、振り払えばよいと思う。



即興は、「現実の」制約から自由になることであり、大人が別の生を試したり、共有し、見せあい、つながりあうためのいろいろな手段をテストしたり、自分自身を十分見つめたりする、大人の遊び場となる。p152

人は一つの人格に固定されてはいないのだし、
固定される必要もないのだから、
いろんな言葉が使えるし、いろんな行動がとれる。


日々、新しいやり方を試してみることが、大切なのだと思う。






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