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zoom RSS 投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人

<<   作成日時 : 2015/01/01 19:00   >>

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お金や投資のことから、仕事や世の中のことを考えさせてくれる本。

20代くらいの人に向けて書かれた本のようだけど、
私のお金や投資の知識は中学生の頃と変わらないと思うので、
ちょうど良いのかもしれないなと。


以下、参考になったなと思えるところの抜粋。


経済とは、お金を通してみんなの幸せを考えることp99

お金のあるところからお金のないところにお金を流すのが、金融の役割なんですね。p188

少し青臭く聞こえるかもしれませんが、明るい未来をつくること以外に、投資の目的はありません。p202

本書の言いたいことは、この三つの部分に集約されていると思いました。




日本人は仕事も会社も同僚も、あまり好きではないp123

本書の中では、
日本とアメリカで行われた調査などを例に挙げて、上記のことが説明されていますが、
これが特に日本人だけの特徴かどうかということについて、
ちょっと納得がいかない部分もありました。

こういう部分は、誰しも少しは感じていることで、
同質性の高い環境においては、妬みの感情などが強く出やすいため、上記のように感じやすい、
ということかなとは思います。

そして、本書の言葉をもう少し拡張して、
日本人は、仕事も会社も同僚も、加えて身の回りの人も、あまり好きではない、
もしくは、
あまり好きではなくなりつつある、
もしくは、
好きになる方法を失いつつある、
のかもいれないなと。


ブラック企業とか、モンスターなんちゃらとか、そういう話をよく聞くようになって、日本の世の中全体が嫌な方向に向かっている感じがしたりするのは、
おそらく、「自分さえよければよい」という気持ちが高まっているからなのでしょう。

その「自分さえよければよい」という気持ちは、
他人との関係が薄くなってきているせいで強まっているのでしょう。

なので、
時代にマッチした新しいつながりが増やす必要がある。

フェイスブックとかLINEとかが、
そういう役割をすこし果たしているような気はします。

そして「投資」という行動も、
ある企業の事をよく知り、その企業のファンになって投資するというようなやり方は、失われたつながりを取り戻す一つの手段なのかもしれないと、
本書を読んで思いました。




彼はまた、「政府の役割は雇用の創出ではなく、雇用を生む起業家にインセンティブ(経済用語で「報酬など、人の意欲を引き出すために外部から与える刺激」のこと)を与えることだ」とも言っていましたが、このセリフは、「雇用の創出」ばかり連呼して、起業家をサポートする仕組みを一向に整えようとしない日本の政治家たちに、ぜひ聞かせたいものです。p156

起業をサポートする仕組みが政策的にももっと作られたらいいのだろうと思うけど、
起業家がじゃんじゃん生まれてくることは、既得権を持つ大企業を脅かすことにつながるために、
今の政治家にはなかなかできないのかなと思う。

同じことが「投資」によって行なえるなら、
たしかに「投資」は社会を良くするのかもしれないと思いました。




そんな大企業の実態について書かれた部分。

ひと言でいえば、TOPIXが2%しか上昇していい理由は、日本の大企業がダメだったからです。じつはその裏側で、東証一部に上場している中小企業(一部の大企業も)は成長していたのです。p235

日本の東証一部に上場している会社の7割は、この10年間(2002年から2012年)で利益が倍になっているわけですp235

たとえば、経団連会長の米倉氏ですが、彼が住友化学の社長になってから現在までで、住友化学の株価は約半分になっています。p236

そのような人たちが日本の経済界のリーダーなので、「この10年間、日本はダメだった」と言うに決まっています。「日本は良かった」と言ってしまったら、自分の経営者としての無能さを世間にさらけだしてしまうことになるからです。p238

日本の10年間もしくは20年間を「失わせた」張本人は、。日本の大企業なのです。p239

「失わせた」大企業に都合のいいの政策を一生懸命考えている政治家も、
その政治家を選んでいる有権者も、
グルでしょうけど。

大企業だから安心とか、大企業だから間違いは無いとか、
自分で考えることをやめてしまうことが、
間違いの始まりなんだろうと思います。




日本のファンドについて書かれた部分。

東証株価指数と同じ動きであれば、もしお金が減ったとしても、東証株価指数も落ちているから、と言い訳ができます。責任を回避できるし、クビになることもありません。
こうして、じつに日本のファンドの90〜95%くらいが、良い企業を選ぶという本来のファンドではなく、東証株価指数をベンチマークにした「ミラーファンド」となっています。p169


ファンド側の言い分としては、
失敗が許されないため、絶対に失敗しない(失敗と言われない)方法を採用するしかなくなるのでしょう。




「投資」と「信じる」ということのつながりについて

やはり最後の最後は、論理ではなく、気持ちなんですね。絶対に埋められない穴は、信じて跳ぶしかない。
まさに「エイヤ」です。
私が株式投資で、莫大なお金をある会社に投入するかどかを判断するとき、最終的には、信じられるかどうかです。その会社の経営者や従業員や株主のことが信じられれば株を買うし、信じられなければ見送ります。
逆に言えば、投資が嫌いな人は、人を信じられない人なのでしょう。
自分以外の人を信じられないから、お金を抱え込むわけです。お金しか信じられないわけです。p219


日本の未来が暗いと言う人は、あなた自身が日本の未来を暗くしているのです。
自分の将来を悲観的に感じている人は、あなた自身が自分のことを信じていないのです。p242


あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの投資家なのです。p243

投資先のことをよく知った上で投資することが大切なんだ、
というようなことを先に書いておいて最後の最後でこれ?
とちょっと思いましたが、
相手のことを完全に分かるということがない以上、
どうしても「信じる」ということが出てくるのですね。

私の本音としては、
お金だけでも信じられたらまだいいかなとも思います。

デノミネーションなんかが起きたら、
お金にだって裏切られますから。

なにもかも信じられにくい世の中では、
少しづついろんなものを信じてみるのもいいのかもしれません。

リスクの分散。

しかし、いくら分散してもリスクがゼロにならないかぎりは、
やっぱり、「信じる」ということからは逃げられません。

「信じる」ということは、相手の物語の中に入る、相手と同じ幻想を見る、
ということかなとも思います。

なので、
できるだけ良い世の中が生み出されそうな方向を、
信じるようにすれば良いのかなと思います。


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