看護師父さんの仕事と生活の記録

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zoom RSS その先の看護を変える気づき: 学びつづけるナースたち 感想3

<<   作成日時 : 2013/09/21 08:33   >>

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この本の感想の3回目

参考になったと思う部分を参照しながらみていきます。


本書を一緒に書くことになった柳田邦男氏は、『「気づき」の力』(新潮社)の中で、「二・五人称」の看護について述べている。氏は医師や看護師がいつも冷静で客観的な姿勢を維持しなくてはならないとされていることに異議を唱え、「私はかねて、冷静、客観的に医学や看護学をベースにおいた対応をする『三人称の視点』を維持するとともに、それだけで割り切るのではなく、自分が患者あるいは患者の家族だったらという、一人称・二人称の立場の人に寄り添う姿勢も併せ持つ必要があり、そのような幅広い視点に立つことを『二・五人称の視点』というキーワードで示すことを提唱してきた」と述べている。p189

自分の家族が病気になったり、
自分自身が病気になったりすると、
看護師としていろいろなことに気づくことがあります。

そのような経験がない場合は、
想像してみるしかないですが、
想像力を働かせても思い至らないことは多いです。

自分の人生経験が仕事に生きてくる感じがするのは、
看護師の仕事の面白いところでもあるなと思います。



看護師は自分の実践に満点をつけることはできず、いつも何がしかの疑問を心に残しながら、仕事を続けているのではないだろうか。p205

看護師として働き続けていると、
疑問を持ち続けることに疲れて、
精根尽きはてるか、
あえて疑問をいだかないようにするか、
どちらかになってしまうのかもなと思います。

疑問を持つことは大切なことだと思いますが、
大きな疑問に押しつぶされてしまわないように、
自分で解決出来そうな疑問に焦点をあてて、
自分のできることを一つ一つやっていくしかないのだろうなと思います。



阿部さんと娘さんとのかかわりの中で、私は多くのことを感じ、考えていました。本人が死にたいとまで思ってる状況を変えることのできない無力感、家族の気持ちは患者本人の気持ちよりも優先させるのかという思い、これらは患者が生きていくことへの最善の支援者でありたいと思う私自身の気持ちに波紋を投げかけ、いつも割り切れない気持ちを引き起こします。p214

この感覚も、
看護師をしているとよく味わいますね。

たとえば、
「孫の結婚式が終わるまでは、おじいちゃんをなんとしても生き延びさせて欲しい」
と、家族の人に頼まれたりすると、
割り切れなさのメーターが心の中で一瞬振り切れます。

メーターをなかばオフにして、
働きますけど。



実際には、一人ひとりの看護師は日々生活の中で経験を積み、経験から学びつづける成人である。しかし、経験の成長は自分では自覚することが難しいことも指摘されている。森有正は経験の成長(絶えず変化し、しかも未来に向かっているという意味での成長)について、自然界の樹木である菩提樹の成長を例にして、「現に見ていると、いくら見ていても、その菩提樹が大きくなるのは見えません。ところが一年経つともうすでに直径五センチくらいになっているのです。けれどもそれだけ大きくなっていく過程は、どんなに見つめていても全然みえはしません。その目に見えない成長―それがやっぱり生命というか経験というか、そういう風なものの成長していく過程だったのです」と述べている。p220

自分の成長について、
木の成長に似た感覚を持ってみるといいのかもしれないなと思いました。

はっきりと目には見えないけれど、
きっと成長しているはずだと信じるしかないです。

ただ人の成長の場合は、
毎年5センチ成長するわけではなくて、
一気に1mくらい伸びたり、
いつの間にか違う種類の木になっていたりすることもあるかなと思います。



人が抱えているいろいろな病気の意味というのは、その人の人生と切っても切れない関係にあって、同じ肺がん、同じ子宮がんでも、その固有の意味というのは、患者によって違うというp243

病気の人が、
自分のなかでその病気の意味について考えることができると、
一つ癒される部分ができるのかなと思いますが、
看護師がそのためにどのような支援をしたら良いかとか、
そもそも支援が必要な事なんだろうかとかは、
よくわかりません。

人が、乗り越えることがとても辛いことに出くわした時には、
神様みたいな人が、
なにかしら意味を与えてくれるものなのかもなと、
思ったりします。



関係性こそが人間が生きていくうえで大事だという視点に立って、科学が断ち切った関係性を回復する。p242

看護師は点滴や体温を測ったりする人、
患者さんはそのサービスを受ける人。

現在の医療の現場は、
そんな感じで関係性を断ち切る方向に進んでいるきもしますが、
人は他人との関係性の中にしかいられないとおもうので、
そんななかにも、
今風の関係性ができているのだろうなと思います。

個人的には、地域の小さな病院ではたらいているので、
入院している患者さんがとても身近な人ばかりなので、
普通に街を歩いていても、

「入院していた時はお世話になりました。ありがとう。」

と、
声をかけられたりします。

断ち切りたかったとしても、
不可能です。

もちろんそれは嬉しいことですし、
頑張らないといけないなという気持ちが湧いてきます。






つづく。


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