ナレッジマネジメント 創造的な看護管理のための12章 第5章 学びを支援する マネジメントの核としての継続教育


この本より。

第5章 学びを支援する マネジメントの核としての継続教育


つまり知識とはプロセスであり、同時に社会的でもあるのです。そして社会的であるがゆえに、知識の実践には対立や矛盾が不可避になります。ある場面で、まったく正反対の対立したコンテクストを読み取れる場合もあるでしょう。あるいは同一のコンテクストに対して、異なる知識の実践が有効な場合もあるでしょう。人にはそれぞれの立場や経験があり、ものの見方は千差万別だからです。したがって知識の実践には、そのような対立を乗り越えるプロセスが不可避になり、そこで有効なのが弁証法的なプロセスです。p61

ずいぶんと難しく書かれていますが、
他人と意見が食い違うことはよくあることで、その食い違いを乗り越えようと頑張ると、もっといいものが生まれてくることがある、
と、いうことでしょうか。

意見の食い違いを解決するのは、
そう簡単にはいきませんので、
それで相手との関係が悪くなったり、
相手との関係が悪くなることを恐れてそもそも自分の意見を言わなかったりすると思います。

それぞれの考え方の違いを調整し、
それを乗り越えていくように働きかけることが、
管理者として重要な仕事だろうなと思います。

意見の対立を乗り越えていくために、まずは、
意見の違うのは当然なことで、自分の意見も完璧なものではないし、誰の意見にも、それぞれの正しさと不十分なところがある、
ということを、
理解してもらうことが大切かなと思います。



暗黙知は、個人の経験によって獲得された身体的・経験的な言表不可能な知識を言います。技やスキルと呼ばれる職人芸的な知識でもあります。p62

暗黙知を伝達・共有するためには、対話や共通の経験が不可欠になります。p62


ベテランの経験を若手に伝えていくためには、
ベテランの人が語ることが必要なのだと思います。

そして若手の人は、
ベテランの人に質問をしてみること。

私も、もう20年くらい看護師をしているので、
若手の人に「点滴とるところみせてください」と言われたりすることがあって、
自分のやるところを見せながら、点滴をとるこつについて話したりすることがあるけど、
そうするとたいてい、
点滴をとるほうは失敗する。

「ま、20年やっててもこんなもんです」
といいながら内心かなりショックを受けているのだけど、
それでも平静を装って、
患者さんに謝ったりしながら、
もう一回やらせてもらうところくらいまでが、
一つの技術かなと思ったりもしている。

一回目の失敗で、
その人の皮膚を針が貫く時の感じとか、
その先の血管を刺すときの感じとか、
失敗した原因とかを考えることができるので、
二度目はだいたいできるかな。

そういうことが針を刺してみる前から分かれば、失敗も減るのだろうけど、
まだその域には達していないので、
点滴を刺す技術に関する自分の暗黙知も、
まだまだ発展途上です。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント