看護師父さんの仕事と生活の記録

アクセスカウンタ

zoom RSS 恋愛しない若者たち 牛窪恵

<<   作成日時 : 2016/05/13 21:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


普段あまり読まない感じのタイトルですが、
めずらしく読んでみたので感想を書きます。

最近の世の中のことが、少しわかればと思って。

著者の経歴にある、
「マーケティングライター」というのは、
恋愛しない若者たち、という風潮をあおって金儲けか?
と、思えてしまって、あまり好きではないです。

紹介されているデータなどには、
へぇー、と思うものもありました。



抜粋しながら内容をみていきます。


「女子高生のスマホ(一部ガラケー)の利用時間は、平均で一日7時間」・・・・・。
15年、そんな衝撃的なデータが、情報セキュリティ会社・デジタルアーツから発表された。さらに10人に一人は、なんと1日15時間以上使っているという。p45


これはちょっと驚いた。

最近のスマホのバッテリーってそんなに持つんだな。

7時間〜15時間常にスマホの画面を見っぱなし、
ということもないだろうけど、
テレビ番組の視聴率が伸びなかったり、
その他の娯楽が振るわないのもわかる気がする。

7時間近くスマホを触っていたら、
ほかになにかをする時間がなくなる。

まあ、
勉強も、テレビも、読書も、音楽鑑賞も、ゲームも、インターネットも、新聞読んだり、電話したりということも、
すべてスマホで済ませるなら、
7時間くらいあってもいいのかな。



―女性は10歳前後で、脳が(大人の〉合理的・効率的な働きを始めるが、男性は20歳頃になるまでその働きをしない・・・・・。
 13年、イギリス・ニューキャッスル大学の博士、マーカス・カイザー氏は、男女の脳の発達に関する研究から、この衝撃的な結果を発表した。それまで、多くの学者が「3〜6年程度」としてきた男女の精神年齢の差を「約10年の開きがある」としたのだ。p65


男女の精神年齢には10歳近い差があると。

大器晩成という言葉もあるので、
早熟であることが一概に良いことだとは言えないと思うけど。



表面上は「男女平等」に見える社会でも、男性は相変わらず「就活・仕事はこうあるべき」といったステレオタイプの男性像を強いられる。これは大きなプレッシャーになる反面、選択肢は非常に限られているため、早い段階で「選択」に悩むことはない。
 ところが女性には、逃げ道も含めた幅広い選択しがある。とくに昨今は、結婚・出産後も働く女性の推進に向けて、国や大学が「いつ結婚・出産、職場復帰するか」といったライフコース設計やキャリアマネジメント教育を強化。進学や就活の段階で、すでのその後の結婚や出産を見据え、「専門学校でネイリストの資格をとれば、結婚後も自分のペースで働けるかも」や、「出産後も大阪の実家の近くに住みたいから、転勤がない企業に就職しよう」など、かなりロングスパンで計画を立てる10、20代女性もいるほどだ。p70


女性の方が、
将来を見据えて自分の人生について考える必要がある、
というのは、確かにそうかなと思う。

子どもを産む、というスケジュールを、自分の人生のどこに組み込もうか、
ということは、
男子ではあまり考えないことだろうから。

ほんとうは考えてもいい事なのかもしれないけど。


しかし、
女性はこうあるべき、というステレオタイプは、
男性はこうあるべき、というステレオタイプよりも、
弱いのだろうか?

もしくは、女性の方が、
ステレオタイプから自由なのだろうか?



「最近は、若者の恋愛観が『先祖返り』している感もある」と話すのは、関大教授の谷本氏。「男たるもの」「女らしさ」の意識が、再び強くなっているようだという。
 数字でもそれは明らかだ。内閣府の調査(12年)によると、「夫は外で働き、妻は家族を守るべき」との考えに、「(どちらかといえば)賛成」と答えた男女は、30〜59歳で45%。対する20〜29歳では50%と、むしろ若者世代が親世代を上回った。ちなみにこの割合は、60〜69歳とほぼ遜色ない。まさに「先祖返り」と言えよう。p86


5%の違いで、
恋愛観の「先祖返り」と考えてもいいのかなと少し思う。

これはそれほど大きな差なのだろうか?

むしろ、
恋愛や結婚に対する考え方は、社会が変化したわりにはあまり変化していない、
と、とれるのかなと。

こうあるべき、というような多くの人が持つ固定観念は、
そんなに劇的に変化するものでもない、ということなんじゃないだろうか。



現20代の中心をなすゆとり世代は、子どもの数が減る一方でひとりっ子の割合が増え、「競争嫌い」の世代とも言われる。
 だがその背後には、「運動会で順位を付けるのをやめよう」や「学芸会ではクラス全員を主役にしよう」などと提案してきた彼らの親の存在がある。わが子を守ろう、可哀想な思いをさせたくない、と思うあまり、母子密着を深めてきた親たちだ。
 そんな親心を否定する人もいるが、私にはそうは言えない。若者たちがなぜ、「親こそが最後の砦」と固執するのかを、知っているから。90年代半ばから現在に至るまで、日本の国や企業が「自己責任」という言葉を多用し、ずっと彼らを不安にさせてきたせいだ。p121


国や企業が「自己責任」と言うのと、
運動会で順位をつけるのをやめよう、と言うのは、
あまり関係がないことだと思う。

それよりも、
親こそが最後の砦と子どもに思ってもらえることが、
親としても心地よかったのじゃないかな。

共依存というか。

いつまでも親を頼ってばかりいるなよ、頑張って厳しい社会で生き抜いていけよ、
というほうが、
親心のような気もする。

ところで、
今の世の中はほんとうに厳しい世の中なんだろうか?
とは思う。

戦争でいつ死んでしまうかわからない時代と比べて、
厳しい世の中だろうか?

人々の不安をあおって、
儲けようとする人がたくさんいる世の中だとは思うけど。



近年はLINEをはじめとするSNSで誰もが簡単につながる時代。相手を拘束しがちだから、「つかず離れず」でなくべくベッタリしたしんどい恋愛を築きやすい。やりとりもあまりにスピーディーで、「自分の気持ちを落ち着いて振り返る機会が減っている」と斎藤氏。
 ただ、べったりした人間関係が続くと、やがてそれに依存し、「自分のすべてを、いつも相手に分かってほしい」と考えやすい。欲求が満たされないままだと、最終的にはデートDVやストーカーにまで発展することも。とくに2人きりのメールやSNSなど他人の目が入りにくい「密室性」は、恋愛リスクを招きやすいという。p134


この部分は、
確かにそうかもしれないと思った。

自分と他人は違う人間なんだなということや、他人は自分の思い通りになることはないのだなということを、
コミュニケーションなんてほとんどすれ違いで、お互いに分かりあったように感じられるのも一瞬あるかないかの出来事で、人はなんて孤独なんだろうかとかなんとかいうことを、
一人寂しく考えてみることで、
えられるものも多少はあると、
思いたいな。



そして悔しいことに、シングルマザーの貧困は、いまに始まったことではない。同統計をよく見ると、「ひとり親世帯の半数以上が貧困」の状態は85年以降、ずっと続いてきた。にもかかわらず、国は満足な法的サポート対策を打ってこなかった。p153

シングルマザーのサポートが充実したら、
シングルマザーが増えてしまうのではないだろうかと、
恐れている男性国会議員が、
大勢いるせいかな。



雇用形態の違いも、恋愛に影響を与える。先の内閣府の調査で、20代男性の「恋人アリ」は、正規で34%いるが、非正規では16%と半分以下。30代はそこまで差がないが、それでも正規21%、非正規14%と、非正規の「アリ」は1割近く少ない。p156

これは、
自分自身に自身が持てるかどうかという差かなと思う。

非正規で雇われているより、正規で雇われているほうが、
自分に自信が持ちやすい。

お金がないよりは、お金があったほうが、
自分に自信が持ちやすい。

そういうことは確かにあることだろう。



労働派遣法の改正による、低年収や非正規増加も大きい。86年、一部の業種だけに絞って施行されたこの法は、その後たび重なる改正(99、04、06年)を経て、いわゆるホワイトカラーだけでなく製造業への派遣も事実上、認可されることになった。
 これにより、バブル最盛期に3%しかいなかった25〜34歳の非正規男性は、14年に17%と6人に1人にまで増えた。20代前半も含めた15〜24歳ではさらに多く、男性も46%と半数近くが非正規だ。こうした状況が、結婚どころか恋愛にも前向きになれない「恋愛不況」の若者を増やすことになったのは、既述のとおり。
 それなのに15年6月、衆院は、企業が同じ職場で派遣社員を使い続けられる「期間制限(最長3年)」を、事実上撤廃する改正案を通過させた。今後、参院で可決されれば、企業は「首(個人)」さえすげ替えれば、同じ部署でも延々と派遣社員を使い続けられることになる。この法のどこが、未来ある若者に希望を抱かせる内容なのか。p166


企業を守ることで、雇用を守り、個人を守ることになる、
という考え方は、
資本主義の歴史が資本家と労働者の戦いの歴史であったことを考えれば、
間違っていることはわかる。

一方、企業と個人の結びつきが強くなれば、
企業を守ることと個人を守ることが分離しにくくなるのもわかる。

でも、今の世の中のように、
非正規労働者が増えているのに、労働者の権利を積極的に守ろうとする政治家や政党が力をもたないのは不思議な感じがする。

なぜなんだろう。




今日はここまでで。

もう一回ほど続きます。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
―――――――――――― グーグルによるこのブログ内の検索
恋愛しない若者たち 牛窪恵 看護師父さんの仕事と生活の記録/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる