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zoom RSS 待ち時間革命 前田 泉 まとめその3

<<   作成日時 : 2016/03/30 08:19   >>

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この本のまとめ、その3。



待ち時間の感じ方に影響する要素

発熱している患者は、代謝が高まっており、心理時計が通常よりも進むという実験結果がある。実際の時間よりも心理時計が進んでいるので、実際には20分しか待っていないのに、30分〜40分も待ったと感じてしまう。p126

医療現場はとても忙しくあただしい。待合室でのこのようなバタバタした雰囲気は、心理時計の進み方を速める効果をもち、患者の待たされ感を増幅しやすい。p127

心理時計が進むことを確かめるためにつぎのような実験が行われた。手首に地上では判読できないほど高速で切り替わる文字列を表示する機器をつけ、被験者がバンジー・ジャンプを行い、落下中にその高速文字が読めるかを確かめた。地上では判読できない高速表示される文字列を、落下中に読めたという結果であった(山口大学時間学研究所2008)。p128

時間の感じ方は、その人の置かれた状況によって変わるといううこと。

バタバタ働いているほうとしては、
一日はほんとにあっという間で、
患者さんを待たせているという意識も持ちにくいものなのかもしれない。




待ち時間に関する発想の転換

「診療所の待合室をエコノミークラスのようにがまんして過ごす空間ではなく、ビジネスクラスのように、快適で、非日常また優越性を感じる空間に変えること、診察日に待合室でゆったり過ごすこと自体が楽しみと思えるような待合室をつくることを思い立ちました。そういう待合室であれば待ち時間がどんなに長くても、それは満足度の低下につながらないばかりか、むしろ長い待ち時間が満足度の向上につながる可能性があるのです。」p131

この考え方はなかったな。

待ち時間が楽しくなるような待合室、できるだけその場にいたくなるような待合室、
病院の立地から影響してきてしまうと思うから、
そう簡単にはできないことだろう。

少なくとも現状でできることは、
不快な要素の少ない待合室にすることかな。




待ち時間対策が組織のまとまりを強化する

多くの改善を継続させながら業務改善システムをつくりあげ、改善実績を積み重ねていくことで、組織構成員は自信を高め、組織のまとまりは強化されていく。p142

「患者からの強烈なクレームの改善ほど、他の多くの患者に喜ばれる。患者にとってメリットのある改善は必ず受け入れられる」p142

待ち時間対策は、スタッフを守るためにも、組織のトップが参画して取り組むべき課題である。待ち時間対策を実行しているかどうかは、患者のみならず医療者を含めたすべての人々への温かさの指標と考えてもよいかもしれない。p144

待ち時間対策は、患者の視点から本気で医療改善に取り組もうとする「医療者の覚悟」をはかるバロメーターであるといって過言ではないだろう。p145

病院で業務の改善に取り組んだときに、
目に見えてはっきりとした改善の効果が表れることはそんなに多くないと思う。

待ち時間対策に取り組んだ場合は、
待ち時間の減少とか、待ち時間に関する苦情の減少とか、
そういう効果が分かりやすいために、
やる気も上がるということかな。




そのほか参考になったと思うところ

現在の日本の医療をめぐる状況は、以前よりもリスクに対して非寛容になっている。医療の不確実性や限界について広く国民に理解されていないこともあるが、リスクを共有する共通基盤がとても弱い。
アメリカでは、このリスク回避のための検査の実施、専門医への紹介による「防衛医療費」が年間500億〜1500億ドルにも膨れ上がっているといわれている(前田2008)。p28


日本もだんだんと、
アメリカのようになっていくのだろう。



人は、理論だけでは変容しない。五感の刺激を受ける感情も動かなければならない。五感がひらく場所は、ゆったりできる、スローなところがふさわしい。ゆっくり歩き、ゆったり食べ、ゆっくり眠り、家族とゆっくり語らい、ときに1人の時間を持つ。「善きことは、カタツムリの速度で動く」(斎藤2003)。p33

休日のレジャーもなるべく効率化して、
少ない時間でできるだけ楽しむ、
ということに向かっているような気がする。

私自身も、
反省しないといけないことが多いなと思う。



「ちょっと一呼吸してごらんなさい。心配ごとはね、焦ってすぐに解決しようとしないで、一晩置いておくのです。えいい、今夜はおいしいごちそうを食べて、明日、考えましょう、とそう思ってください。明日になるとね、よいアイディアが浮かびますよ」
(宇野千代『幸福の法則一日一言』2007)p36


NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の、365日の紙飛行機という曲にも、

思い通りにならない日は
明日 頑張ろう


というフレーズがありました。

自分が、はじめからそのように言ってしまうことは、
怠けているだけかなと思ったりもしますが、
焦る気持ちがつのったようなときには、
このように考えるといいのかなと思います。



時間管理の第一歩は、どんなことを達成するために、自分の時間の使い方に工夫が必要かを明確にすることである(伊藤2007)。p73

達成する目標がまずはじめにないといけないということですね。

なんのために時間管理を行うのか。



時間のむだの最もたるものは、これからなにをすべきかを考え、迷う時間である。行動によってのみ目標達成に近づくことができる。考え、迷っている時間は、行動が起こされないから、むだである。人間は、習慣の動物だといわれるが、日課による習慣化によって、即行動を起こすように仕向けることができる。そのために起床から就寝までのおおよその時間割を決める。週末でもできるだけ習慣化が持続するように生活のリズムを変えないこともひとつの工夫である(本田2007)p74

急がば回れ、
という言葉もありますので、
考える必要もあると思いますが、
行動するべき時に考えていては、
何も進んで行きませんね。

わかっていても、
なかなかできないのですが。



「めんどうくさそう」「いやだなー」と思うと、仕事を始める前にお茶を飲んだり、新聞を読んだりして仕事に着手するまでに時間がかかることが多い。この行動を躊躇する時間をできるだけ回避するために、単純であるがとにかく5分だけ着手してみるように仕向けることである。それは、5分くらいやっているうちに脳科学でいる「作業興奮」が起こり、エンジンがかかるといわれているからだ。p75

まず取り掛かってみること。

自分に言い聞かせたいなと思います。



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