看護師父さんの仕事と生活の記録

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zoom RSS ひきこもれ 吉本隆明

<<   作成日時 : 2014/08/05 00:16   >>

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ちょっと前の本だけど。

吉本隆明さんは、
世の中のこと、家族のこと、人生のことなど、
いろんなことを考えている人だなと思う。


参考になったと思うところ。


ひきこもることについて

世の中の職業の大部分は、ひきこもって仕事をするものや、一度はひきこもって技術や知識を身につけないと一人前になれない種類のものです。学者や物書き、芸術家だけではなく、職人さんや工場で働く人、設計をする人もそうですし、事務作業をする人や他人にものを教える人だってそうでしょう。p24

家に一人でこもって誰とも顔を合わせずに長い時間を過ごす。まわりからは一見無駄に見えるでしょうが、「分断されない、ひとまとまりの時間」をもつことが、どんな職業にも必ず必要なのだとぼくは思います。p25

勉強している間は邪魔してはいけない、というのではない。遊んでいても、ただボーッとしているのであっても、まとまった時間を子どもにもたせることは大事なのです。一人でこもって過ごす時間こそが「価値」を生むからです。p26

消去法としてのひきこもりではなく、
積極的にひきこもることが必要なのだなと思った。

なにかしら価値のあるものを生み出すためには、
ひきこもって、ひとりで試行錯誤する時間に耐えなくてはいけない。

子供にとってのそのような時間を大切にするということは、
モンテッソーリ教育の考え方に、近い部分もあるかなと思った。



学校や世の中について。

「偽の厳粛さ」のくだらなさ、いやらしさ、空虚さ。それを、生徒はちゃんと見抜いています。だから感受性が強くて鋭い子どもほど学校が嫌いになる。p68

学校というものが、もっと率直な空気の流れる場所になってくれないものかと思います。p71

会社でも、家庭でも、どこか率直ではないというか、本質と別のところで上っ面の調和を保っているようなところがある。たとえば国会での政治家たちの論戦などはまさにそうです。p72

私自身の子供の頃について考えると、
「偽りの厳粛さ」に従順に従ったほうだなと思う。

いま思い返してみると、
なんだかなぁという感じがする。

現在は、
自分の子供のことで学校に行ったりして、教育委員会という人の話すことを聴いたりすることがあるけど、
そういう人の話は、本音がすっぽり抜け落ちているなと感じる。

本音で話してくれないと、
不信感ばかりがつのってしまう。

それが世の中として受け入れいるのか、
反発するのか。

その両極の真ん中あたりで、
がんばれたらなと思う。

それが、
一番嘘くさいのかもしれないけど。



胎児期、乳児期の重要性について。

なぜなら赤ん坊というのは、胎児期はまさに母親と一体ですし、乳児期も、お乳をもらったりオムツを替えてもらったりと身近な人に世話をしてもらわないと生きていけません。
親が世界のすべてであり、親と自分はほぼイコールであるこの時期は、親の心の傷を、無意識のうちに自分の心の傷にしてしまう時期なのです。p94


この部分は、
吉本さんの自論のようですが、
自分の子供を見ていると、正しいように感じます。



家族について。

世界的な作家と言われ、社会的な地位や発言力をもつことよりも、自分が接する家族と文句なしに円満に、気持ちよく生きられたら、そのほうがはるかにいいことなのではないか。そんなふうにぼくは思うのです。p110

世界的な作家を目指すことと家庭の円満を目指すことが比較されると、
家庭の円満てそんなに難しいことなのか?
と、ちょっと思ったりしてしまう。

まあ私としては、
家庭の円満を目指すしかないけど。



死について。

死というものについて考える時、ぼくがいつも思うのは「死は、その間近に行くまでは自分のものだけれど、死ぬちょっと手前で自分から離れてしまうものだ」ということです。
あまり苦しまないで死にたいから、いざとなったら安楽死させてくれとか、無意味な延命はし
てほしくないとか、自分の死についていろいろと考え、家族に指示しておいたりする人がいますが、それは死というものについて考え違いをしているのではないかと思います。最後の最後には、人は自分の死を自分で支配することはできないのです。p116


死というものは、その人や家族や、親しくしていた人たちが納得した時点で成り立つものなのです。p118

看護師として、人の死の場面をなんども見ていると、
この部分の記述はよくわかる。

しかし、
自分の死が自分の思うようにならないことだとしても、
自分がどのように死にたいかを考えておくことは、
大切なことだと思う。

考えてみれば、
自分の人生だって完全には自分の思うようにはならないけど、
なんとか自分のものにしようとしてあがいているわけだから。


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