看護師父さんの仕事と生活の記録

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zoom RSS その先の看護を変える気づき: 学びつづけるナースたち 感想2

<<   作成日時 : 2013/09/18 23:42   >>

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という本の感想の二回目。

今回も本書から、
私が参考になったと思う部分を抜粋しながら見てきます。



私はかねて取材記者や作家の取材の心得として、「人が感じたり考えたりしていることは、聞いてみないとわからない」ということを語ってきた。それは医療者の場合も同じだと思う。患者は重い病気にとらわれて、心の中は揺れ動いている。相反することを同時に思って、葛藤を起こしているということも少なくない。日によって考えも変わる。それを白か黒かの固定観念でとらえようとしたのでは、患者の深い苦悩に思いを届けることはできない。p45

「聞いてみないとわからない」
ということは、
患者さんの気持ちだけなく、
誰を相手にした場合でも言えることだと思います。

相手の考えていることは、
聞いてみないとわからないけど、
勝手に思い込んで判断し、
ややこしくしてしまっていることはよくある。

反対の立場にしてみると、
「言わないとわかってもらえない」
といことだけど、
言わないでいて、
「なんでわかってくれないの!」
と、
腹を立てている場合もよくあります。

このことは、
ごく親しい関係においても言えることで、
自分自身も、気をつけたいなと思いました。



そこで思い浮かべたのは、十数年前に来日した英国のホスピス創設者シシリー・ソンダース博士が私のインタビューに答えて語った数々の珠玉のような言葉の中の一つだ。
「自分のすべてを理解してほしいと思っている患者はいません。ある患者に尋ねたことがあります。『一番してほしいことは何ですか』と。彼の答えは、『自分をわかろうとしてくれる人がいればいい』というものでした。自分を理解しようと努めてくれる人を求めていたんです。」p47


こんなかっこいいこと言えちゃう患者さんが実在するのだろうかとちょっと思いましたが、
言語化できないまでも、
このようなことを感じている患者さんは多いのだろうなと思います。

そしてこのことも、
患者さんだけに言えることではなくて、
どんな人間関係においても当てはまることでしょう。




聖マリアンナ医科大学病院で実施している、セルフケア促進のための看護支援「マリアビタミン」は、まさに「地域住民が自ら考え、実施する健康教室」である。本館さんら看護師の発案で実施し、医師、薬剤師、栄養士らが次々と参加し、定例で開催されている。
病院は健康の拠点のみならず、今後、生と死を通して学ぶ、地域における知の拠点へと進化していくのではないかと考える。その担い手として看護職が最もふさわしいと社会の人々は賛同してくれるだろうか。p111


病院を、地域における知の拠点にする。

この考え方が実現できたらすごいだろうなと思います。

その担い手として看護師が最もふさわしいとは、
現状ではまだまだ言えないのではないかなと思いますが、
将来的にそういうところを目指すのは、
看護師にとっての一つの目標になるかなと思いました。




高齢化が急速に進んでいく中で、人々が自ら工夫しながら地域の中で病をもっていても、より健康的に暮らしていけるような働きかけ、これを実現するのが「看護技術」であるp144

看護技術の定義のとしは、
これ以上ないくらいに広義ですね。

日常業務におわれ、
注射をしたり清拭をしたりということがほとんどになっているいち看護師としては、
このような視点を忘れてはいけないなと思いました。




今すぐできることは、現行行っていることを表していくことだ。懸命に生きた人々を忘れずに、その記憶を紡ぎ、語り継いでいくことから始めよう。小さな波動が、やがて大きなうねりになることを期待して。p144

看護師が、
自分たちの思いや経験を自分たちん言葉で語ること。

私自身、仕事上での経験が、
自分の考え方に影響をしている部分は大きいなと思います。

病気になった人の様子を間近に見ていると、
健康であることの大切さが身にしみてわかりますし、
誰も身寄りがなくたったひとり死ぬ人や、子供や孫や沢山の人に囲まれて死ぬ人がいて、
なんでこんな差ができるのかなと思って、
自分はどうありたいのかと考えてみたり。

そのようなことから、
家族の大切さというのも、
看護師になってより深く感じられるようになったのだろうなと思ったりします。

看護師というのは、
人生についていろいろと勉強できる職業だというのは、
間違いないでしょうね。



この本の感想は、
あと二回くらい続きます。

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