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zoom RSS リーダーシップ3.0 カリスマから支援者へ 小杉 俊哉

<<   作成日時 : 2013/04/12 09:12   >>

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年齢的に、
職場でリーダーシップが求められる立場にはなってきているのだけど、
リーダーシップを発揮するのが好きというわけでもない。

言ったことは自分に帰ってくるので、
偉そうなことを言うと、
それが自分の首を絞めることになるのが嫌なのかもしれない。

自分の言動を変化させると、
精神面でも、それとバランスを取っていく必要が出てくる。


この本から学べたことは、
普通の人でも発揮できそうなリーダーシップについてだと思う。

カリスマ性のある人が行う強いリーダーシップではなく、
弱い自分の延長線上にも、もってこれるかもしれないリーダーシップ。

強いリーダーシップは、
本書の冒頭から否定されている。

曰く、

どのような世界でも、いつの時代にも、人々はカリスマ型の強いリーダーを潜在的に待望しているようだ。
エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』は、そんな人々の心理を暴き出した。
―第二次世界大戦前、民主的なワイマール憲法の下にあったドイツにおいて、ファシズムが圧倒的な勢力となったのは、ファシズムの巧妙さが、本当の原因ではない。多くの人々の心の奥深くに、自由に伴う責任の重さから逃れたいとの無意識があり、その責任を肩代わりしてくれる強力なリーダーを求める社会心理が生まれたからだ、と。
我々の精神が、その成熟を遂げていないかぎり、我々は、いつも強力なリーダーを求めつづける。そして、新たなリーダーへえの期待と幻滅を繰り返すのである。p3


この部分の、
カリスマ型のリーダーシップを望む気持ちというのは、
自分の中にもあるなと思う。

素晴らしいリーダーがいないせいで、
世の中や自分の周辺には、
問題が多いのではないかと思ってしまう。

そういう人が現れたら、
問題は一発で解決するのではないかと思ってしまう。

そのような考え方は、
甘えなのだな。

そのことに気がつけただけでも、
この本を読んだ価値があったなと思う。


新しいリーダーシップに大切なこと。

前出の『エクセレントカンパニー』の共著者で、マッキンゼー出身、コンサルタントの中でもグルと呼ばれているトーマス・ピーターズは、以前聴いた公演で次のように述べていた。「リーダーシップという複雑な概念を一言で言い表わすのは難しいが、強いて言えば、それは『信頼』である。p65

「信頼」されるにはどうしたらよいかということになるが、
カリスマ性を身につけるよりは、
信頼されることのほうが、
手の届きそうな位置にはあると思う。


リーダーシップ3.0とは。

・「自律した個人」の存在が大前提
・組織と個人、リーダーとフォロワーは対等
・リーダーの役割はいかに個々のメンバーとの「信頼」を築くか
・いかにして、一人ひとりの潜在能力を引き出すよう支援するか
・運命共同体ではない、コミュニティ 参画意志と力のあるものが、社内外を問わず集まる
・ネットワークにより情報はふんだんに得られる あえて、そこで働くことを選ぶ 
p79


「信頼」という言葉がもう一度でてくる。

役職的なものが決められていたとしても、
その職場で一番信頼されている人が、
結局は、その職場での実質的なリーダーとなるのだな。

それから、
リーダーは個々のメンバーと対等な支援者、
というのも、
大切なことだなと思う。

ただ、
「自律した個人」という部分が弱い組織の場合、
(カリスマ性の高いリーダーに従いたいという甘えがある組織の場合、)
その部分をどのようにクリアしたらよいのかとは思う。

その点で参考になりそうだなと思ったところは、
以下のようなところ。

ピアプレッシャーは、コンサルティング会社などでは、社内の行動規範として定められているところが多い。上司の評価を気にしながら働くのではなく、プロフェッショナルとして自身の仕事と向き合い、会社が規定する行動を自らの責任において遂行する、それを相互にプレッシャーを掛け合うのである。これは、1、5の時代の負の側面である馴れ合い、凭れ合いの風土とは大きく異なる部分である。p107

サウスウエスト空港の例。

サウスウエスト航空は、顧客にサービスを提供するためのバリュー・チェーンを常に意識している。それが他社に真似できない。
同社では、他人の仕事を理解するために、幹部、重役も含めて四半期に一日他部署で働くことを行っている。その日は当然作業効率は悪くなる。どの部署にも素人が大勢いるからだ。しかし、これが顧客へのサービスのバリュー・チェーンを全員が理解するために非常に役立っている。どうしたら、次の仕事に効率的、効果的に渡せるかを皆が考えて行動するようになるからだ。p141


自発的になんでもやる、だから、仕事のやり方はすべて任せる。プロフェッショナルはいらないと言い、会社が利益を上げるために何人の乗客が必要なのかというような細かい経営情報を一人ひとりの社員に徹底的に共有させている。「情報が多いほど社員は努力するようになる」と考えているからだ。p142

「サウスウエスト航空が従業員に求めるのは、ありのままの自分でいることだ。自分をさらけ出せない人は歓迎されない。本来の自分を偽るような従業員は、毎日の生活でかなりのストレスをため込むはずだ。そしてそのストレスは、サービスを提供する乗客や一緒に働く同僚に向けられることになる」p223

やや矛盾した言い方になるかもしれないけど、
個人の自律を促すには、
相手を自律した個人として尊重することが、
必要なのだろう。


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