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zoom RSS 地域医療再生はこの病院・地域に学べ! 平井愛山

<<   作成日時 : 2013/04/01 06:34   >>

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2009年の本なので、
内容が最新というわけではない。

私も、
前に買った時に一度読んだのだけど、
最近また思うことがあって、
読み直してみた。


紹介されている地域医療再生の取り組みは、
目次より抜粋すると、

1、わかしお医療ネットワークという挑戦 千葉県東金市

2、日本型救急医療と北米型ERを合体 京都府京都市

3、地の利を生かした「地域完結型」システム 宮崎県宮崎市

4、総合内科医が地域医療を救う! 北海道江別市

5、医療・福祉・保健を一体化した「遠野方式」岩手県遠野市

6、福祉や住民意識を”普通”にする「村上スキーム」 北海道夕張市

7、クリニック間で行う「チーム医療」 東京都世田谷区

8、県立柏原病院の小児科を守る会からの提言 兵庫県丹波市


という、8事例。



以下に、
各事例から参考になったと思う部分を抜粋する。


「1、わかしお医療ネットワークという挑戦 千葉県東金市」より

電子カルテの活用で、関係者すべてが患者の総合的な情報を得られることから、スタッフのモチベーションが向上。熱心に勉強することになり、ミスの防止にも役立つことから、地域医療のレベルが多方面から底上げされた。p28

私の務める病院でも、
電子カルテが導入されましたが、
まだ電子カルテによって情報が共有できる、
というメリットは、
十分に発揮されていないように感じます。

参照できる人も、
病院の職員に限られていますし。

患者さんの情報の共有がもっと進めば、
よいだろうなと思います。


医師を育てるには、まず地域において若い医師をよびこまなければならない。
研修医が求めているのは教育病院である。具体的には、学会の認定医・専門医の資格が取得できたり、魅力的な研修カリキュラムが組まれていたり、優れた指導者がいたり、豊富な症例数がある医療施設は、場所や勤務条件にかかわらず、研修医の人気が高い。地域全体の教育能力を高めることが、地域の医療再生のキーワードと考えた。p31


そこに行けば何かが学べるということは、
人を引き付ける魅力になるのですね。

しかし実際には、
どんな環境でも、学べることはたくさんあるはずだと思います。

そこでなにが学べるのかということを、
もっとわかりやすくアピールする必要があるのかもしれません。

それから、
ほとんどの現場には、
優れた指導者となれる人もいるのだと思います。

しかし、
そういう人はとても謙虚で、
自らその役割を担おうとしなかったりするのかもなと。


「夢と希望を創る地域医療プロジェクト」。これは住民と医療関係者、地元議員、行政職員が一緒に地域医療を学び、考える場である。三者が膝を交えて語り合うことで、お互いの隔たりを埋め、手を取り合って地域医療を作り、ひいては地域作りをしていくことを目指している。p34

私の住んでいる地域でも、
こんなプロジェクトが立ち上がったらいいな。


幕末期に、なぜ薩摩と長州だけが明治維新をなし遂げたのか。それは当時この二つの藩だけが、外国と戦って「完敗した経験」があったからに相違ない。外国の軍勢に完膚なきまでに打ちのめされ、どん底を知った両藩は攘夷という憑き物が落ち、もはや国を挙げて軍事力を高めなければならないと考えた。一回きれいに負けないと気づかないことがあるのだ。
 地域の医療も同じである。大学病院から医師の派遣を打ち切られ、どん底を経験した地域だけが再生する力を持っている。つまり、地域医療を再生するには、一回、地域医療の「攘夷戦」で完敗しなければならないということだ。p36


私の住む地域は、
まだ恵まれているということになるのだろう。



「5、医療・福祉・保健を一体化した「遠野方式」岩手県遠野市」より

最終的に地域医療や在宅医療に進むかどうかは別として、一度でも患者の住まいへ出向いて、その暮らしに触れながら医療を行った経験は、おそらくその後の医師としての人生にさまざまな形で影響を及ぼすことだろう。p119

これは、
看護師にも言えるのだろうと思います。

ここではこんな貴重な経験ができますよ、
ということがアピールできたら、
注目を集められるだろうな。


「6、福祉や住民意識を”普通”にする「村上スキーム」 北海道夕張市」より

口腔ケアをしっかり行っていると、高齢者に多い誤嚥性肺炎を約40%減らせることが明らかにされている。誤嚥性肺炎で入院すると月50万円の医療費がかかるが、それを40%減らすことができれば、日本全体で400億円くらい医療費が削減できる計算になる。また、認知症も、口腔ケアをしっかりやると半分に減るといわれている。p139

口腔ケアは、
誤嚥性肺炎を予防することは知っていたけど、
認知症にも効果があるのですね。


地域医療を支える医師は、神様である必要はない。むしろ、他者が真似できないような神様が登場してしまうと、その人がいなくなったとき、継続していくことが難しくなる。普通の医師が、疲弊しないペースで普通に働いていける環境を作ることが、安定した地域医療を長く続けるポイントだと私は考えている。p141

地域の現場は、
神様ばかりになっていっているような気がする。





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